山形県内では7人がけが 温泉客、スリッパのまま避難

【動画】地震で崩れた住宅の屋根瓦=飯野祐平、依知川和大撮影
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 山形県沖を震源とする地震で、消防庁によると、同県内では鶴岡市酒田市などで17人が軽傷を負ったという。山形県によると、60代の女性が避難場所に向かう際に転倒して足をけがするなどした。

 18日夜に起きた地震で震度6弱を記録した山形県鶴岡市のあつみ温泉の旅館では、宿泊客が浴衣姿のまま一時、高台などに避難した。

 千葉県から来たという宿泊客の男性(75)は「寝ていたが、跳び起きた」と話す。地震が起きた際、避難を呼び掛ける館内放送があり、財布や携帯電話などの貴重品を持ち、階段で3階の客室から1階ロビーに下りた。エレベーターは動いていなかったという。スリッパのまま1キロ以上を歩いたという。

 この旅館には40人余りが宿泊。窓ガラスが割れた部屋もあったという。旅館側は安全を考え、宿泊客に1階ロビーや2階の宴会場などで寝てもらったという。

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