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 太平洋戦争末期の沖縄戦で、旧日本軍による組織的戦闘が終わったとされる「沖縄慰霊の日」の23日を前に、74年前の沖縄戦を振り返る企画展が広島経済大(広島市安佐南区)で今年も始まった。当時15歳だった那覇市の翁長安子さん(89)に焦点を当て、彼女が沖縄県南部の激戦地で見た光景を証言する姿を、写真とビデオで伝えている。

 1945年3月、戦火の激しさから「鉄の暴風」とも例えられる沖縄戦が始まった。翁長さんは沖縄県立第一高等女学校の2年生。県内の教官や役人、予備軍人らで編成された郷土部隊「永岡隊」の救護班に自ら加わった。

 会場となった学生会館2階に掲げられた約40枚の写真の半分近くは、翁長さんが沖縄戦での体験を語る姿をとらえている。そのいずれも、広島経済大の学生らがこの春沖縄で開いたフィールドワーク「オキナワを歩く」の一コマだ。

 2月末から2日かけて歩いた約…

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