[PR]

 第101回全国高校野球選手権千葉大会の組み合わせ抽選会が19日、県総合スポーツセンター(千葉市稲毛区)であり、出場する170校163チームの対戦相手が決まった。開会式は7月10日午前11時からZOZOマリンスタジアム(同市美浜区)であり、1回戦は11日から県内11球場で始まる。日程が順調に進めば、決勝は25日に行われる。

 抽選会には連合を含む全チームが参加。主将たちは緊張した表情でシード校から順番にくじを引き、チーム名の書かれた札を次々にかけていった。会場の主将やマネジャーは対戦相手が決まると、苦笑いも。うなずいて、気を引き締める姿がみられた。

 今大会では「泉・大網」「船橋豊富・八千代西」「県松戸・県柏・関宿・流山」「旭農・佐原白楊・八街」の4チームが連合を組んで出場する。

シード校の主将 意気込み語る

 シード校の主将は、夏に向けて意気込んだ。

 今春の選抜大会で準優勝した習志野は、初戦で千葉南と安房の勝者と対戦する。竹縄俊希主将(3年)は「夏を目標にやって来たので、選抜の決勝で負けた悔しさの借りを返したい」。木更津総合の小池柊稀主将(同)は「昨秋は逆転、今春はコールド負けを経験した。4年連続出場も言われるが、夏に初優勝を目指すという気持ち」と気を引き締めた。

 2005年夏以来の甲子園が期待される銚子商の那須翔斗主将(同)は「秋と春の県大会でともに準決勝で負けた習志野とは、決勝で当たりたい」。今春の関東大会4強入りした専大松戸の初戦は、二松学舎柏と日体大柏の勝者。間中堅主将(同)は「関東大会が自信になり、すごく成長した。主導権を握るため、初回の攻撃を大切にしたい」と語った。昨年、春夏連続で甲子園に出場し、昨秋の県大会も制した中央学院の上野稜太主将(同)は「相手に関係なく、一戦一戦全力で取り組む。悔いのないように力を出し尽くす」と力を込めた。

銚子商など古豪しのぎ

 Aシードの銚子商を始め、成東、千葉商、柏陵、我孫子と甲子園を経験した「古豪」がひしめく。

 銚子商は、制球力がある向後や菅谷の両左腕ら安定した投手力を武器に昨秋、今春の県大会で4強入りした。打撃センスが光る常世田、長打力のある古井を中心に打線にも力がある。

 Bシードの千葉学芸は、今春の県大会で8強入りして自信をつけている。ともに1年生の板倉、有薗が中軸を担う打線は、どこからでも得点できる勢いがある。

 機動力にたけ、多彩な変化球を操るエース伊藤を擁する千葉黎明、投手を中心にした堅い守りの西武台千葉や千葉経大付、小技を絡めた攻撃が得意な多古や君津にもチャンスがある。

専大松戸が一歩リード

 今春の関東大会で4強入りしたAシードの専大松戸が頭一つ抜けている。

 専大松戸は、右横手投げの横山や制球力のある杉田が、ともに140キロ超の速球を投げる。間中や丹呉ら打線につながりもあり、投打に隙がない。

 Bシードの千葉明徳は、昨秋の県大会で専大松戸に惜敗したのをきっかけにチームが結束。右横手投げのエース山越を筆頭に、山崎、小栗、平と投手陣が厚く、長嶋、福井を軸にした打線も粘り強い。

 横芝敬愛は左腕エースの大木稔、中軸の石川の実力が高い。長打力が光る八千代松陰、昨秋の県大会で習志野をリードしながら9回に逆転された市柏、昨年の主力が多く残る佐倉も上位をうかがう。

習志野や成田軸に展開

 今春の選抜で準優勝し、県大会で頂点に立ったAシードの習志野と、昨夏の東千葉大会で準優勝したBシード成田が中心だ。

 習志野はエースの本格派右腕飯塚を軸に、山内や岩沢ら投手陣が多彩。選抜で3度の逆転勝ちを演じた粘り強い打線は、根本や桜井が引っ張り、長打力もある。

 成田はエースの左腕杉田、直球に威力がある根本ら好投手がそろい、守備も手堅い。広角に打てる山本や中村らのつなぐ打線も持ち味だ。

 追うのは、横手投げの織田や吉田真が安定し、守備力のある四街道。昨夏の西千葉大会準優勝の東京学館浦安、守備が堅実な千葉商大付、投手陣が豊富なCシード翔凜も注目だ。

木更津総合中心に激戦

 県勢初の4年連続の夏の甲子園を目指すAシードの木更津総合、昨年に春夏連続で甲子園に出場した中央学院、打線に破壊力のある東海大市原望洋など強豪校がそろい、激戦が予想される。

 木更津総合は、昨夏の甲子園を経験した2年の本格派右腕篠木、最速149キロの速球が武器の根本らを擁する。太田や岩井らが引っ張る打線も強力だ。

 昨秋の県大会を制した中央学院は、和田らを中心にした勝負強い打線と機動力が武器。東海大市原望洋は高崎と西田を軸にした切れ目ない打線が魅力。ミスなく守れるかが鍵だ。

 機動力のある拓大紅陵、小技を駆使する市船橋、昨秋の県大会で16強の市千葉、守備力のある東京学館も勝ち抜く力が十分ある。

深紅の優勝旗 101回目も新調

 第101回全国高校野球選手権千葉大会に向け、新しく作られた優勝旗が19日、組み合わせ抽選会場でお披露目された。新優勝旗は真新しい赤色が目を引く。

 優勝旗は原則、千葉大会の優勝校が1年間保存し、翌年の開会式で返還する。昨年は第100回記念大会で千葉大会が東西に分かれたため、特別な優勝旗を新調した。この優勝旗は優勝校が保存し続けるため、今年も新しく制作された。

「新時代 記憶に残る宣誓を」東京学館浦安・遠藤湧士主将

 「本当に引いちゃったよ」。東京学館浦安の遠藤湧士(ゆうと)主将(3年)は、大会数にちなんで選手宣誓を務めることになっていた「101」番のくじを引いて驚いた。

 前の晩、選手宣誓を引き当てる夢を見ていた。「夢が現実になった。今は頭が真っ白です」。上がり症で人前で話すのは得意ではない。だが、「チームに勢いをつけられるよう元気よく宣誓したい」。

 幼稚園の年長に野球を始め、今は母親が毎朝5時に起きて弁当を作ってくれる。「周囲への感謝を伝え、新時代の記憶に残る宣誓ができれば」

こんなニュースも