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 中東のホルムズ海峡付近でタンカー2隻が攻撃された事件をめぐり、米海軍の当局者は19日、日本の海運会社が運航するタンカー攻撃に使われた水雷が、「これまでイランの軍事パレードで公開されたものと酷似している」と主張した。AP通信などが伝えた。米国は新たな「物証」を示すことで、国際社会の「イラン犯行説」への足並みをそろえたい思惑とみられる。

 事件をめぐっては、トランプ米大統領が「イランがやった」と発言。イランの精鋭部隊・革命防衛隊による犯行の証拠だとする動画や写真を公開するなどして関与を断定してきたが、攻撃の決定的な証拠は示していない。一方で、イランは全面否定している。

 米中央軍の海軍司令官は、日本の海運会社・国華産業のタンカー乗組員が「飛来物による攻撃だった」と証言したことについて、「飛来物が当たったものとは一致しない」と否定的な見方を示した。一方、水面より上部に水雷が設置されていたことについて、「船の沈没を意図したものではない」と指摘した。(ドバイ=高野裕介)