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 政情が混乱し、人口の1割を超す400万人が国外に避難したとされる南米ベネズエラ。停電が頻発し、医薬品も不足、食べる物がなくごみをあさる人もいる……そんな状況を現地から伝える記事が話題になりました。どう取材をしたのか、岡田玄・サンパウロ支局長(41)に聞きました。

3月配信の記事について

Q 他の国とはまた違う苦労があるそうですね。

A そうですね……まず取材ビザを取るのが大変。やっと入国できても、一般の人と別の場所に連れて行かれ、あれこれ質問されます。主に滞在中の予定ですね。係官がホテルにいちいち電話し、予約を確認していました。1時間半くらいかかりましたが、米国メディアの記者はもっと長くつかまっていました。

 首都カラカスの空港から入ったんですが、この空港の治安がすこぶる悪い。到着ロビーからタクシーに乗るまでや、国際線と国内線をつなぐ通路で強盗被害が多発することで知られています。ただ、7、8年前に比べ、活気が薄れていました。以前は違法換金の呼び込みなどギラギラした人たちが多かった印象です。

 首尾良く知り合いの信頼できるタクシーに乗れても、空港からカラカス市街へ向かう一本道がまた危ない。空港は海側にあり、街へは山を越えます。この沿道に強盗が出る。道路にブロックが置かれていて、慌てて車を止めると、ならず者たちが出てくる。

 カラカスに着いても油断はできません。外国人とわかれば金目のものを狙われます。市内はなるべくオートバイで移動しました。ヘルメットをかぶれば外国人とわかりにくいので。防弾車などを使うとかえって目立つと判断しました。職業上カメラを持ち歩きますが、リュックなどに入れても目立つので、すごく危ない。撮影する一瞬だけ取り出し、すぐに隠すという具合です。

取材したい場所に…

Q 取材は自由にできるんですか。

A いえいえ。怖いのが民兵です。政府系の武装組織で、コレクティーボと呼ばれています。銃やナイフを持ち、非常に暴力的なんですが、見た目ではよくわかりません。一般人にまぎれ、街のいたるところにいます。

 これがもう、まるで「北斗の拳…

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