「動かぬ日銀総裁」の胸の内は 欧米中銀は再び緩和路線

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編集委員・原真人
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 超緩和路線からの出口戦略を進めていた米国や欧州の中央銀行は、このところの世界経済の変調で再び緩和路線へとかじを切ろうとしている。これに対し、一度も出口戦略へのチャレンジをしていない日本銀行の黒田東彦総裁はいま何を思っているだろうか。午後3時30分からの定例記者会見では、「動かぬ総裁」の胸の内がどこまで明かされるだろうか。

 日銀は20日昼、前日から開いていた金融政策決定会合(年8回開催)で、市場予想通り、いまの超緩和路線の現状維持を決めた。少なくとも黒田総裁の体制下では、当分この超緩和路線に変更はなさそうだ。

 黒田日銀が「異次元緩和」を始めてから6年2カ月がたつ。この間、日本経済はずっと景気拡大を続け、堅調な消費や設備投資の時期が続いていた。にもかかわらず、日銀は一度も引き締めをしていない。量的緩和マイナス金利、長短金利操作と手を替え品を替え、新たな緩和策を繰り出してきた。

 一方で、米国は2013年に…

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