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 リコーと日本将棋連盟は20日、将棋の対局経過を記録する「棋譜」を自動でつくるシステムを発表した。カメラで盤面を撮影し、駒の動きをコンピューター上に記録する仕組みで、公式戦での導入をめざす。棋譜の記録係の無人化が期待でき、人手不足解消につなげたいという。

 棋譜は過去の対局を振り返ることができ、棋士の技能向上に欠かせないとされる。同連盟では年間3千局以上の全公式戦で棋譜を手書きで記録している。近年、大会数が増えて年間の対局数が10年前から1千局ほど増えたことや、記録係を担う若手会員の高校や大学への進学率が上がり、昼間の対局に参加できないことなどから、記録係が足りなくなっていた。

 どの駒がどの動きをしたかを認識するのは、リコーのAI(人工知能)技術を生かしているという。素早い対局展開や、棋士の体がカメラの視界をふさぐことも考え、カメラでは1秒あれば盤上の駒を認識できる。開発に加わった棋士の鈴木大介九段も「対局には支障なく、満足できるレベル」と期待を寄せる。

 一手にかかった時間の計測には…

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