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 県内有数のコメどころで、ブランド米の「伊佐米」が作られてきた伊佐盆地の水田に、笑顔と活気が久しぶりに戻ってきた。霧島連山・硫黄山(宮崎県えびの市、1317メートル)の噴火による川内川の水質悪化に伴い、川内川から農業用水を取水する水田では稲作を断念していた。今年になってようやく水質が改善し、伊佐市では稲作が全面的に再開できるようになった。待ちかねたコメ農家たちは、ピークを迎えた2年ぶりの田植え作業に精を出している。

 硫黄山が噴火したのは昨年4月。えびの市の長江川が白濁し、環境基準を超えるヒ素が検出された。下流で合流する伊佐市や湧水町の川内川流域でも濁りがみられ、有害物質も検出されたため、コメ農家は川内川からの取水に頼る田での水稲栽培を中止していた。

 川内川には、水質を監視する装置や、水質が悪化した時に自動で閉まる水門が新たに設置されるなどして稲作再開への環境が整ってきた。

 同市菱刈荒田の農業、田中淳一…

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