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 北朝鮮の体育省幹部が8月下旬の来日を調整していることがわかった。東京五輪関連の会議に出席するためで、独自制裁により北朝鮮籍保有者の入国を原則禁じている日本政府も例外的に認める方針だ。政府関係者が明らかにした。日本の政界関係者と接触する可能性もある。

 この幹部は元吉宇(ウォンギルウ)・体育省次官。北朝鮮オリンピック委員会の副委員長を兼ね、5月には中国メディアに、東京五輪への南北合同チームでの参加に前向きな発言をしていた。日本政府関係者によると、昨年11月に各国オリンピック委員会連合の年次総会で来日した金日国(キムイルグク)体育相の再来日も検討されているという。

 元氏の来日は8月19~23日の見込みで、同委員会の関係者ら2人が同行する。東京五輪に参加する各国・地域の選手団長会議に出席し、競技施設やマラソンコースの視察も予定する。

 北朝鮮に対し、安倍晋三首相は前提条件なしでの首脳会談を呼びかけており、元氏らが来日時に、日本の政界関係者らと水面下で接触する可能性もある。(鈴木拓也)

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