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 東京電力福島第一原発の「サブドレン」と呼ばれる井戸について、くみ上げた地下水の海への放出回数が20日、2015年9月の開始から1千回に達した。放出をめぐっては当初は風評被害も懸念された。

 この放出は、建屋への地下水の流入を減らすことで汚染水の増加を抑える対策の一環。水をくみ上げ、専用設備で浄化処理し、放射性セシウムやトリチウムなど東電が定めた基準値を下回っているかを確認し、放出している。

 サブドレンは1~4号機周辺にあり、開始時は20本だったが、現在は45本に増えた。井戸の排水などにより、対策前の建屋への流入量は1日平均約400トンに及んだが、現在は150トン前後で推移している。(石塚広志)