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 青森県が県内の肝炎患者に送った申請書類の氏名記入例に「青森 肝炎」と記載し、患者側から抗議を受けていたことが20日、県への取材でわかった。県は「配慮が足りなかった。申し開きできない」として、謝罪の手紙を添えて新たな記載例を再発送する。

 県によると、不適切な記載があったのは、B型肝炎の治療費助成を受けるために必要な肝炎治療受給者証の更新手続き書類。12日に県内822人に発送した。記入例の文書を今回から同封したが、申請者の氏名欄に「青森 肝炎」、被保険者氏名欄に「青森 肝臓」と記載していた。

 19日、患者の家族から匿名の抗議の手紙が届いた。B型肝炎は握手や会食など日常生活の範囲では感染しないが、周囲からの感染するのではとの誤解に苦しんできたとして「侮蔑的な例文に怒りを感じる」と記されていたという。

 県がん・生活習慣病対策課の蛯名勇登課長は「患者さんの立場に立つという意識が足りなかった」として、職員の意識向上や肝炎への正しい知識の普及に努める考えを示した。(林義則)