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 人工知能(AI)を使って車の運転技能を採点するシステムを宮崎市の企業が開発し、自動車の教習所で活用している。高齢ドライバーによる事故が後を絶たないなか、免許証の自主返納に悩む高齢者の指導に役立てている。

 自動車学校や介護事業を手掛ける「オファサポート」(宮崎市島之内)が開発した。5年前、脳の損傷が原因で障害を抱えた高次脳機能障害患者の運転能力を評価できないかと、病院から相談を受けたのが開発のきっかけ。2017年2月に特許を取得した。

 システムは「スマート・ドライビング・アセスメント・プログラム(SDAP(スダップ))」。仕組みはこうだ。

 運転者は、ブレーキの反応時間や脱輪を測定する複数のセンサー、高性能の全地球測位システム(GPS)がついた車を運転。その結果を、10人超の教官が計200回以上走った記録から割り出した「模範走行」と比べ、AIが「0」から減点方式で採点する。

 同社が運営する南九州自動車教習所では、運転者を「運転可能」「トレーニング(が必要)」「免許返納」に分けている。SDAPで「マイナス500点」以内なら、おおむね「運転可能」。同じ点数でも軽微な違反を重ねた人と、信号を無視した人は違うため、教官は減点項目も精査したうえで指導をしているという。

 運用を始めて2年以上。服部幸雄社長(43)は、システムを利用した元タクシー運転手の70代の男性が忘れられないという。男性は仕事柄、運転には自信があり、家族に自主返納を勧められても断っていた。しかし、点数の低さや赤信号で交差点に進入していたという検査結果を見た途端、「(免許証を)返納します」と決断したという。

 検査時、運転者は三つのカメラ…

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