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 「コーチ、やりましたよ!」。バスケットボールの米プロNBAが20日(日本時間21日)に開いたドラフト会議で、1巡目に指名された富山市出身の八村塁選手(21)=米ゴンザガ大=の声に、中学時代の恩師は涙を浮かべて喜んだ。

 富山市立奥田小時代には少年野球チームで活躍した八村選手。奥田中に進み、友人たちに誘われて入ったバスケットボール部で、コーチの坂本穣治さん(59)と出会った。

 「塁は手が大きいな。NBAに行けるよ」と声をかけた坂本さん。発破をかけるためだった言葉だったが、いつしか八村選手自らもNBA行きを口にするようになっていたという。

 ドラフト会議で八村選手は1巡目でワシントン・ウィザーズに指名された。指名後の21日正午ごろ、八村選手から坂本さんに電話があった。涙声で「コーチ、やりましたよ!」と伝えてきたという八村選手。坂本さんも目頭を押さえた。「塁ならどこのチームでも伸びる。ますます楽しみです」と活躍を期待する。

 奥田中で八村選手のチームメートだった岡山翔太郎さん(22)=北陸大4年=は「とても明るいムードメーカー。一緒にプレーしてて楽しかったです」と振り返る。「塁なら間違いなくNBAのオールスター出場もできる。現地まで応援に行きたい」と話した。(田添聖史)