[PR]

 捕鯨基地で知られた宮城県石巻市鮎川を舞台に、高倉健さん主演で撮られた映画「鯨と斗(たたか)う男」がこの夏、石巻で62年ぶりに復活上映される。震災で傷ついた鯨の街の、かつての姿をもう一度見たいと、市民らが奔走した。

 1957年公開の東映映画で、石巻や鮎川でロケ。健さんは捕鯨船の砲手役を演じた。雑誌「石巻学」を発行するノンフィクション作家の大島幹雄さん、石巻で被災・閉館した映画館「岡田劇場」経営者の菅原宏さんが上映を発案。古い映画原盤を現在の機械にかける変換作業に費用がかかり、寄付を募ったところ、目標を上回る約120万円が集まった。鮎川や石巻出身者で昔を懐かしむ人や、捕鯨船にかかわった人たちがお金を寄せてくれた。

 上映は、8月2日午後1時、3時、6時、石巻市中央2丁目のアイトピアホール。前売り1千円、7月10日から市役所庁舎1階の石巻観光協会などで販売。予約は大島さん(090・2207・8185)へ。9月に鮎川での上映も計画中だ。