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 主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)まであと4日。開催地となる大阪では、テロ対策やそれに伴う大規模な交通規制のため、市民生活への影響が本格化しつつある。

 一日平均約87万人が乗降するJR大阪駅。24日午前、友人らと来日した中国籍の女性(30)は、大きなスーツケースとともにコインロッカーの周りをうろうろ。だが構内には、日英中韓4カ国語でこう書かれたポスターがあちこちに掲示されていた。「G20サミット関連会合開催に伴う警戒警備強化のため、使用停止いたします」

 「オー……」

 女性はこう言ってしばらく絶句した。「G20があるのは知っていたけど、ロッカーが使えなくなるなんて」。別の中国籍の女性(28)も「大変な時に大阪に来ちゃった」と話した。

 爆発物などが仕掛けられないようにするため、大阪駅では約2千個のロッカーと、約60カ所のゴミ箱を24日朝から全て閉鎖した。観光客が多い京都駅など関西地方の主要駅のゴミ箱の一部も閉鎖されるという。

 京阪神の私鉄約10社、神戸、京都市営地下鉄の主要駅でも24日、構内のコインロッカーやゴミ箱が閉鎖され、29日まで利用できなくなった。こうした対応は新幹線にも拡大。東京、新横浜、名古屋、京都各駅の新幹線の利用客向けのコインロッカーを25日から順次29日まで閉鎖する。

 同様の対応は、2016年に三重県であった伊勢志摩サミット以来という。

 JR西日本によると、当時は新幹線の主要駅のほか一日の乗降客数約10万人以上の駅が対象だったが、今回は当時を上回る「近年まれに見る規模」で実施。阪急電鉄(大阪市)は梅田駅のほか、大阪市中心部や伊丹空港周辺などでもロッカーやゴミ箱を閉鎖した。山陽電鉄(神戸市)も兵庫県内の主要駅で実施し、車内放送で周知を図っている。(古田寛也、富岡万葉)

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