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 7月13日に開幕する第101回全国高校野球選手権愛媛大会(朝日新聞社、愛媛県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が23日、松山市道後姫塚のにぎたつ会館であった。参加する58チームの対戦相手が決まった。熱戦の火ぶたを切る開幕試合は北宇和―今治北。開会式の選手宣誓は松山北の山本健太主将(3年)が務める。

 抽選会の冒頭、県高野連の忽那(くつな)浩会長が「選手の皆さんは抽選結果に動じず、(大会までの)残りの日々は全力でチーム作りに励んでいただけたらと思います」とあいさつ。その後、抽選が始まった。

 昨秋以降の公式戦の成績をもとにシード校に選ばれた松山聖陵、今治西、帝京五、八幡浜をのぞく54チームの主将らが緊張した様子で札を引いていった。主将が札の番号を読み上げ、組み合わせが次々に決まっていくと、会場では「おお」といったどよめきが起きる場面もあった。

 今年は済美平成が不参加となり、昨年より1チーム少ない59校58チームが出場する。津島と南宇和は昨年に続いて連合チームとして参加。今治西伯方は分校となってから初めての愛媛大会となる。

 開会式は7月13日午前11時から、松山市市坪西町の坊っちゃんスタジアムである。大会期間中は西条市ひうち球場、今治市営球場、丸山公園野球場(宇和島市)を加えた計4球場で、甲子園出場をかけた熱戦が繰り広げられる。日程が順調に進めば、19日と準決勝前日の26日に休養日を設け、決勝は28日午前10時から坊っちゃんスタジアムである。(照井琢見、寺田実穂子、藤井宏太)

松山北・山本主将が宣誓

 選手宣誓のくじを引き当てたのは、松山北の山本主将だった。「くじの数がたくさんあって、まさか当たるとは」と驚いた様子を見せたが、「当日は令和という新しい時代に野球ができる喜びや感謝を込めたい。この運と勢いを試合につなげたい」と意気込んだ。

第1 松山聖陵が中心

 今春の選抜出場の松山聖陵が中心か。根本、平安山、高松ら投手層は厚く、大村、折田らが引っ張る打線も得点力がある。西条は真鍋魁と高橋晟が投手陣の二本柱で、10年ぶりの優勝を狙う。2回戦から登場の松山南も打力が充実し、上位をうかがう。

第2 八幡浜 打力強化

 春の県大会準優勝の八幡浜は、冬に鍛えた打力で勝負する。制球力のある菊池、緩い球を駆使する大田らの継投で臨む。機動力がある小松と、細かくつなぐ新田の対戦は1回戦屈指の好カード。伝統校の松山商や川之江も入り、混戦が予想される。

第3 帝京五 上位狙う

 秋の県大会で優勝、春は8強の帝京五が切れ目のない打線で上位を狙う。東京・修徳を甲子園に導いた阿保暢彦新監督率いる松山城南と、名将・沢田勝彦監督率いる北条の一戦は好ゲームが期待できる。地力のある古豪・宇和島東の戦いにも注目だ。

第4 一番の激戦区

 一番の激戦ブロック。今治西はつなぐ打撃で、経験豊富な村上と沢田の二枚看板を援護する。愛媛大会3連覇を狙う済美は芦谷、山田らの打力が売り。本格派右腕・田中択を擁する聖カタリナ、秋の県大会で8強、春は4強と波に乗る今治北も入った。

シード校 主将意気込み

 〈第1シード 松山聖陵・根本大蓮主将〉 力のある学校のいるブロック。選抜大会で負けてから練習量が増え、攻撃も守備もレベルアップしている。春夏連続の甲子園出場を目指したい。

 〈第2シード 今治西・沢田和希主将〉 昨年優勝の済美は意識するが、自分たちは挑戦者として、チーム一丸となって向かっていく。相手のいやがるプレーをして一戦必勝で臨みたい。

 〈第3シード 帝京五・豊留輝将主将〉 どこのチームがきても自分たちの野球をするだけ。強い打球を意識した積極的な攻撃が持ち味。目標の甲子園に向かって、一つ一つ勝ち進みたい。

 〈第4シード 八幡浜・清水一磨主将〉 いよいよ始まるなという印象。みんなで楽しく野球をしたい。チームの一体感とバッティングが売りなので、どんな投手が相手でも打ち勝ちたい。