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 ある人に関するデータを人工知能(AI)が大量に分析し、「信用度」を数値化するスコアリング。利用が野放図に広がれば「バーチャルスラム」が新たに生まれる、と山本龍彦・慶応大教授(憲法)は警鐘を鳴らす。どういうことなのか。

 ――AIが採点する信用スコアが、日本でも個人ローンなどに使われ始めています。

 信用スコアは、いくつか気をつけなければならないポイントがあります。

 まず、利用範囲をどう限定していくのかが重要です。融資の判断だけに使われるのであれば特に大きな問題は起きないと思います。

 しかし、中国のように、同じ信用スコアが採用活動や婚活サイト、シェアリングサービスなどで広く利用されると、点数の低い人が社会の至るところで不利益を受けることになるでしょう。点数の低い人が理由も分からないまま、仮想空間上で排除される「バーチャルスラム」が生じるおそれがあります。

 実際、今の流れはスコアを信用度だけでなく、マーケティングにも生かそうとしています。スコアの高い人に向ける広告と低い人とでは変わっていくわけです。民泊でもスコアの提示を求められるようになるかもしれません。現状では、無制限に広がってしまうリスクはあると思います。

高スコアなら見せたいのが人情

 ――規制する必要があるということですか。

 これが難しい問題です。

 事業者に利用範囲を限定するよ…

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