【動画】東山彰良さんと作品の舞台を歩く=佐々木亮撮影
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 直木賞受賞作「流」で主人公と幼なじみの恋人がひとときを過ごす台北植物園、「僕が殺した人と僕を殺した人」で少年たちが神様におうかがいを立てる龍山寺、今年秋に刊行予定の新作にも登場する繁華街の西門町……。

 朝日新聞西部本社版に連載中の旅エッセー「東山彰良のTurn! Turn! Turn!」の取材で、東山さんに同行して台北を訪ね、作品の舞台を歩いた。

 どの作品からも街のざわめきや人いきれが立ち上る。台北を訪ねたことがない読者でさえ懐かしさをおぼえるほどの臨場感だ。それもそのはず、ここは東山さんが育った街でもある。

 かつては街中を鉄道が走っていたが、いまは地下に移され、再開発も進んだ。けれどもところどころに古い路地が残り、その向こうから作品の登場人物が顔をのぞかせそうな気がした。