[PR]

 7月6日開幕の高校野球の京都大会の組み合わせ抽選会が22日、京都市伏見区の京都工学院高校であった。主将、マネジャー、監督ら約350人が集まり、出場する75チームの主将らが次々にくじをいた。

 春の府大会8強のシードの8校からくじを引き、番号を読み上げた。昨年優勝の龍谷大平安が「2」を引くと、会場から「おしいなー。『1』なら(2年連続の)宣誓やったのに」との声があがった。

 府勢は春の選抜大会で全国大会200勝を達成。府高校野球連盟の砂田浩彰会長(56)は「250勝、300勝をめざし、新たな一歩を踏み出してほしい」とあいさつした。

 開会式は7月6日午前10時から右京区のわかさスタジアム京都であり、開幕戦は午後0時半からの予定。決勝は同24日に同球場で予定されている。

 この日、高校野球の発展に貢献した府高野連の義村浩昭副理事長(58)に「育成功労賞」の賞状が手渡された。府勢200勝目をあげた龍谷大平安も表彰された。(高井里佳子、紙谷あかり、山崎琢也)

気迫で負けない 京都精華

 《初出場の京都精華の石本皓大(こうだい)主将》 初めてなので抽選会の雰囲気にのまれた。周りの主将は3年生ばかり。体も大きいし、緊張感があった。初戦の相手は昨年8強の塔南。うちは全員1年生だけど、気迫では負けない。経験豊富な相手から学びながら、勝利にはこだわりたい。

1点でも多く 龍谷大平安

 昨年優勝の龍谷大平安の水谷祥平主将 3季連続の甲子園がかかっている。初戦までの期間をどう過ごすかが重要。一日一日を無駄にせず、ふだんの練習から緊張感をもち、内容の濃い練習をしていこうと呼びかけている。堅い守りから流れを引き寄せ、1点でも多く取る。

どこが相手でも 京都国際

 春の府大会優勝の京都国際の上野響平主将 春に続いて優勝したい。チーム全体が「勝つぞ」という気持ちをもち、いい雰囲気で練習できている。守備やバントの細かいミスをなくし、完璧な守備からリズムをつくる。そんな試合展開をしたい。どこが相手だろうと勝つだけ。

「全員野球」で 朱雀、農芸・京教大付

 朱雀(中京区)、農芸(南丹市)、京都教育大付属(伏見区)は3校の連合チームで出場する。チームの主将は、朱雀主将の清水光輝(みつき)君。「朱雀・農芸・京都教育大付属連合チーム、75番です」。くじを引き、大きな声を出した。

 清水君は「開幕まであとわずか。焦りからかサインミスもあり、まだまだまとまりが足りていない。あと2週間で調整して全員野球でがんばりたい」。

 農芸は2年ぶりの出場。農芸主将の川崎博満(ひろま)君は「悔いのないようにプレーしたい」。京教大付主将の大良(だいら)景吾君は「連合を組んでよかったなと思えるようなプレーをして勝ちたい」と意気込んだ。

来月6日 開幕試合 宮津―向陽

 開幕試合に決まったのは宮津(宮津市)と向陽(向日市)。宮津の藤原陸主将が引いたのは「7」。壇上から降りて着席してから開幕試合だと気づいた。「なかなか引けるものではない。光栄なこと」と笑顔を見せた。

 その後、向陽の東(あずま)嗣温(しおん)主将が「8」を引き、宮津の隣にきた。「開会式のすぐ後なので、多くの人に見てもらえるのはうれしい」

 両校はこの数年、練習試合も含め対戦経験がないという。

【各ブロックの見どころ】

     ◇

Aブロック

 3季連続の甲子園出場を狙う龍谷大平安が軸になる。左の好投手を擁する塔南、右左の2投手がそろうシード校の北嵯峨といった投手力の高い実力校が食らいつく。春の府大会で2次戦に進んだ花園も注目校の一つ。エースがスリークオーターで的を絞らせない。

Bブロック

 春の選抜大会に出場した福知山成美、春の府大会準優勝の乙訓(おとくに)、昨夏準優勝の立命館宇治といった強豪がひしめく激戦区。最速140キロ台半ばの直球で押すエースがいる京都翔英も楽しみな存在。春の府大会の2次戦に進んだ東山や京都すばるも上位を狙う。

Cブロック

 秋と春の府大会でそれぞれ準優勝、初優勝と勢いにのる京都国際が一歩抜けた存在だ。2年ぶりの優勝をめざす京都成章や、秋の府大会4強で全国準優勝の経験のある京都外大西も、投打のバランスのいい好チームだ。春の府大会8強の立命館も高い打力を誇る。

Dブロック

 鳥羽と京都共栄の初戦は、2回戦屈指の好カードだ。春の府大会4強の鳥羽が一歩抜けている。スライダーにキレがあるエースが引っ張る京都共栄も有力だ。昨夏の京都大会8強の西舞鶴のほか、峰山や綾部といった北部の実力校も上位をうかがう。(川村貴大)