【動画】事件直前、走って移動する男の姿をマンションの防犯カメラがとらえていた
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 大阪府吹田市の交番前で巡査が襲われ、拳銃が奪われた事件から23日で1週間。防犯カメラ映像の解析と、危険情報の発信が容疑者の確保に結びついた一方で、課題も見えてきた。

 強盗殺人未遂容疑で逮捕された飯森裕次郎容疑者(33)の事件前後の動きが捜査関係者らへの取材で明らかになってきた。

 飯森容疑者とみられる男は16日午前5時28分ごろ、阪急千里線関大前駅構内の公衆電話から、同級生の名前と住所を使って110番通報し、虚偽の空き巣被害を申告。その後、駅から北へ約800メートルの交番に向かったとされる。事件直前の午前5時半すぎ、走って移動する男の姿を、マンションに設置された防犯カメラがとらえていた。

 捜査本部によると、午前7時半ごろ、交番から西へ約1キロの豊中市の北大阪急行緑地公園駅近くで、両手に血がついた男の目撃情報が府警に寄せられた。男がこの時間帯に、緑地公園駅の改札に入ろうとしたが、ICカードの不具合で入れず、関大前駅まで戻ったことも捜査関係者への取材で新たにわかった。飯森容疑者は虚偽通報した際に阪急の関大前駅内にICカードで入ったが、駅を出る際はICカードが未処理の状態になったため、緑地公園駅では通行できなかったとみられる。

 その後、男は拳銃を持ったまま関大前駅から電車で北千里駅に北上し、イオン北千里店で、着替えのジャンパーや靴などを購入したとされる。

 虚偽通報で交番を手薄にする計画性とは裏腹に、事件後は一転して場当たり的になった行動をどうみるか。関西国際大の中山誠教授(犯罪心理学)は「自分の不満を解消する手段として屈強な警官から拳銃を奪おうと思いつき、自らの存在感が示せると考えたのだろう。どう逃走するかまでは事前に考えずに、拳銃を奪った時点で一定の達成感を得て、当てもなく動き回ったのではないか」と分析した。(光墨祥吾)

防犯カメラ映像「リレー方式」で分析

 飯森裕次郎容疑者(33)が事…

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