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 児童虐待について千葉大学臨床法医外来の医師による講演会が21日、千葉市中央区で開かれた。市内の小児科医らでつくる市小児科医会(会長=今田進・こんだこども医院院長)の会員ら約30人が参加した。同県野田市で小学4年の女子児童が虐待死したとされる事件を受け、会員である小児科医の勉強の機会になればと企画したという。

 講演では、千葉大学付属病院の小児科で昨年7月に始まった臨床法医外来を担当する斎藤直樹・法医学特任助教が、事例を交えながら虐待を受けた子どもの傷や体の特徴、普通に生活していればけがをしにくい部位のけがは虐待の可能性が高いことなどを解説した。あざ(打撲痕)は数日で薄くなるため写真を撮ること、撮影するときは全身とあざの大きさが分かるよう定規やコインを置くなどのポイントも披露した。

 また、臨床法医外来について、けがや傷の診察、鑑定だけでなく、解剖や検査結果を通して死者から学んできた法医学が得意とする傷やけがの原因を探る情報を、小児科など臨床現場と共有・検証し、得られた情報や知見を社会へも還元するものだと紹介した。

 千葉大病院では、児童相談所や…

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