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 韓国・ソウルの日本大使館・公報文化院で22日、全国高校生日本語スピーチ大会が開かれ、地方予選を勝ち抜いた高校生25人が日本の文化や自らの夢について熱く語った。韓国の教育関係者によると、日韓関係の悪化にもかかわらず、韓国の高校ではここ数年、第2外国語で日本語を選択する生徒が増加傾向にあるという。

 忠清南道の牙山高校2年生、金ハビンさん(18)は、「マリオの生みの親」として知られる宮本茂さんら3人の日本人のゲーム開発者について語り、「諦めない精神を見習いたい」と締めくくった。日本語に関心を持ったのは9歳の時に「仮面ライダー」を見たことがきっかけ。将来は日本で就職し、ゲームクリエーターとして活躍したいという。

 仁川市の新峴(シンヒョン)高校2年生の金志英さん(17)は昨年夏、自宅に福岡大付属若葉高校の女子生徒がホームステイした思い出を語った。最初はどんな話をしたらいいのかと心配していたが、互いに言葉を教えあいながら、自然と仲良くなったという。「今まで成績のことばかりを考えていたが、もっと広い世界に目覚めた」。将来は貿易会社での就職を目指している。

 大会は2012年以降、日本語学習の成果を試す場として大使館と韓国日本語教育研究会などが共催し、今回で8回目。

 審査委員を務めた金侊嬪・同会学術部長は「日本語は一時期中国語におされていたが、数年前から再び人気が高まっている。両国の外交関係が悪化しても、高校生の多くはアニメやゲームなどを通じて日本に好感を持ち、日本での就職をめざす生徒も増えている」と話した。(ソウル=武田肇)