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 沖縄慰霊の日の23日、沖縄戦に看護要員として動員されて亡くなった「ひめゆり学徒隊」の女学生らをまつる「ひめゆりの塔」(糸満市)前でも慰霊祭があった。塔のそばにあるひめゆり平和祈念資料館は、この日で開館30年を迎えた。

 沖縄戦では、沖縄師範学校女子部・県立第一高等女学校の教師・生徒240人が動員され、そのうち136人が亡くなった。塔には、動員以外の犠牲者も含め、227人がまつられている。

 慰霊祭には元学徒や遺族らが参列。戦後世代の職員が運営の中心を担った。

 ♪目に親し 相思樹並木 往(い)きかえり 去りがたけれど

 1945年3月、両校の卒業式で披露されるはずだった「別れの曲(うた)」や校歌の合唱もあり、涙をこらえきれない元学徒もいた。

 資料館の普天間朝佳(ちょうけい)館長は「二度と戦争をあらしめてはならないという『ひめゆり』の心、ご遺族の思いをしっかりと受け継ぎ、これからも資料館を運営していく」とあいさつした。(岡田将平)

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