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 戦前や戦中に朝鮮半島から旧満州に渡り、戦後は中国東北地方で朝鮮族として暮らしてきた人々を撮り、歴史をたどった写真集「『満洲』に渡った朝鮮人たち」(世織書房)が今月出版された。記念の写真展「李光平写真展 植民地朝鮮から『満洲』へ渡った朝鮮人移民」が26日から7月7日まで、新宿区大久保の高麗博物館で開かれる。

 李光平(リグァンピョン)さん(74)の両親と祖父は1939年、日本による植民地支配下の朝鮮半島北部・咸鏡北道(ハムギョンブクド)から旧満州の龍井(現中国吉林省龍井市)に移住。李さんは99年から朝鮮人集団移住の歴史を調べ始めた。翌2000年には地域の文化館長を早期退職して調査に専念。戦前を知る老人約600人に話を聞き、写真を撮った。当初はバイクで移動していたが、04年に転倒事故で頭や腕に大けがをし、車に切り替えた。

 戦前、旧満州には日本の内地や朝鮮半島南部などから開拓民が送り込まれ、朝鮮人は抗日活動が盛んな朝鮮国境地域などへの移住が進められた。45年の日本敗戦時、旧満州にいた朝鮮人約216万人の多くは朝鮮に戻り、現在は朝鮮族約130万人が中国に住む。

 中国で朝鮮人移民の研究者は少…

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