[PR]

 早く元気になって――。大阪府吹田市の吹田署千里山交番前で警官が襲撃された事件から1週間がたった23日、地域住民有志が包丁で刺されて意識不明の重体となった古瀬鈴之佑(こせすずのすけ)巡査(26)の一日も早い回復を願って、千羽鶴を千里山交番に届けた。

 古瀬巡査は16日午前5時35分ごろ、包丁で胸など計7カ所を刺された。事件前日の夜、古瀬巡査は近くの千里第二小学校であったキャンプでパトロールをしていたという。地域にとって身近な存在だった古瀬巡査に思いを届けたいと、地域の自治会や小中学校のPTAなどの有志が自主的に千羽鶴を折り始めた。すでに2万羽近くが集まっているという。

 この日は、集まった折り鶴のうち6千羽を千二地区連合自治会の雑部麻美(ぞうべまみ)会長(53)らが交番勤務の警察官に手渡した。千里第二小6年の杦野叶芽(すぎのかなめ)さん(11)は古瀬巡査にあてた手紙も添えた。「ありがとう、ありがとうと書きました。早く回復してほしい」と涙を浮かべていた。

 吹田署捜査本部によると、古瀬巡査は医師の呼びかけに手を握り返して反応するなど快方に向かっているという。(永野真奈)