[PR]

 三重県名張市西田原の弥勒寺(岩本善雅住職)で23日、恒例の「あじさい祭り」が開かれた。大勢の市民らが訪れ、色とりどりのアジサイや市民バンドによる音楽演奏などの催しを楽しんだ。

 736(天平8)年建立の弥勒寺は、国の重要文化財「木造十一面観音立像」をはじめ貴重な仏像を間近で見られる寺としても人気がある。

 アジサイはもともと境内にあったが、十数年前から檀家(だんか)の人たちが寺の裏山にも植え、施肥や草刈りなど手入れを続けてきた。今では十数種類、約1千株の「あじさい園」に育ち、地元では「アジサイ寺」とも呼ばれているという。

 檀家(だんか)総代長の杉尾章さん(72)によると、今年は5月の暑さの影響などで開花は例年より1週間ほど遅め。今は8~9分咲きだが、白や青、赤紫など色も形状も多彩な花が裏山の斜面を彩り、訪れた人たちは熱心にカメラやスマートフォンで写真に収めていた。7月の中ごろまで楽しめそうだという。「あじさい園」は入園料、仏像は拝観料が必要。(吉住琢二)