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 国際オリンピック委員会(IOC)は23日、スイス・ローザンヌで新本部「オリンピック・ハウス」の落成式を執り行った。

 4カ所で仕事をしていたスタッフを一つ屋根の下にまとめるなどを理由に、約1億4500万スイスフラン(約157億円)をかけて改修した。一般的な新築ビルと比べエネルギー使用量は35%減、水の使用量は60%減に抑えるなど、持続可能性に配慮。建築や都市の環境性能を評価する格付けシステム「LEED」から最高のプラチナ認証を得るなど、国内外から高い評価を受けている。

 6月23日は「オリンピック・デー」。近代五輪の父と呼ばれるフランスのクーベルタン男爵が、オリンピック競技大会の復興を提唱し、IOCが誕生した1894年から125周年となった日に合わせて披露した。世界中から関係者が駆けつけ、日本からは2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長も出席した。

 バッハ会長は演説で「世界で最も持続可能性に配慮した建物と認められた。(新本部は)クーベルタン氏が掲げた(IOCの)使命や価値観を反映している。彼の思いを未来に引き継げることを誇りに思う」と話した。(遠田寛生)