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 須磨の海をアサリがとれる豊かな海にしようと、市民らでつくる「須磨里海の会」(事務局・須磨海浜水族園)は23日、神戸市須磨区の須磨海岸周辺沖の海底の砂地を器具を使ってかき分けた。

 同会の9日の調査で、海底の砂地の表面が固まり、一面にマットを敷いたような状態になっていることが判明。殻長(かくちょう)2センチほどの二枚貝「ホトトギスガイ」が粘着力のあるたんぱく質を出し、砂地を固めるのが原因で、一面に広がるとアサリなどの生き物がすめなくなるという。

 この日は約100メートル沖に船の上から爪のついた器具を沈め、約40人の参加者が砂浜からロープを引っ張って器具を引き寄せ、海底の砂地をかき分けた。場所によっては約2センチの厚みのある「マット」が引きはがされた。

 同水族園長の吉田裕之さん(62)は「地元須磨でとれたアサリはおいしい。生息できない環境は変えていかないといけない」と話した。(岩田恵実)