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 アフリカ東部エチオピアのアビー首相は23日、一部の軍兵士らによるクーデター未遂があったと発表した。軍参謀総長らが射殺されたが、既に制圧したという。

 政府によると、兵士たちは22日、同国北部のアムハラ州の州都バハルダールで会合中だった州政府高官ら数人を殺害したほか、首都アディスアベバの自宅にいた軍参謀総長らを襲撃したという。政府は治安部隊を展開して関与した兵士らを摘発。国内のインターネットも遮断された。

 昨年4月に就任したアビー首相は、経済改革や反体制派への恩赦を推進。国境を巡る対立が20年以上続いていた隣国エリトリアとも和平合意を結んだ。

 だが、民族間の争いや土地や資源を巡る対立も起きており、昨年6月にはアビー首相が出席した集会で爆発事件が発生。首相は無事だったが、100人以上が負傷するなど、反政府勢力の活動も続いている。(ヨハネスブルク=石原孝