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 大阪で28、29日に開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議。主な議題の一つとなる海洋プラスチックごみ対策では、削減の時期や数値目標を盛り込めるかどうかが焦点となる。削減には各国の連携が欠かせないが、議論の土台となる国別の排出量は正確なデータが乏しいのが実情だ。

 「2010年、世界192の国や地域で2億7500万トンのプラごみが生まれ、480万トンから1270万トンが海洋に流れ出している」。様々な公文書で引用され、メディアでもよく報じられるこのデータの源は、15年2月に米科学誌サイエンスで発表された、米ジョージア大学などのグループの論文だ。陸に住む人1人当たりの廃プラ排出量とそのうち不適切に処理される割合を推定し、最終的に最大、中間、最小の三つのシナリオで国別の海への排出量をはじき出した。

 最大のシナリオでは、中国が3…

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