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 トラック、バスなどの運輸・公共交通業界で、ドライバーの健康状態に起因する事故の増加が問題になっている。静岡県富士市のアルコール検知器最大手「東海電子」(杉本一成社長、140人)はドライバーの健康管理のため、ストレスや緊張度を測定できる機器を開発した。安全対策の強化を急ぐ関連企業の需要を見込み、9月から生産販売を始める。

 国土交通省のまとめでは事業用自動車のドライバーの健康状態に起因する事故報告件数は、2013年に135件だったのが、16年には2倍以上の304件に増えた。背景にはドライバーの高齢化もあるという。

 東海電子は飲酒運転を防ぐためのアルコール検知器のメーカーとして、取引先の運送会社などから「事故につながる健康状態の測定器はできないか」と相談を受けることがたびたびあった。アルコール検知器では国内で圧倒的なシェアを誇るが、将来的に自動運転の研究が進むことなどを考えると、事業のフィールドを広げる必要もあった。同社では新たに健康管理機器の開発を決めた。

 ヘルスケア(Health Care)の頭文字をとって名付けた新製品「HC―PRO(プロ)」は直径約26センチの円盤形。二つのセンサーに両手の親指を当てると、心拍数のほか、感じているストレスや緊張度が測定できる。心拍の変動具合から「交感神経と副交感神経のバランスを見る」仕組みという。測定結果は液晶画面と即時に印刷される紙で確認できる。

 「緊張度」で高い数値が出ると発熱が原因の場合があり、低いと眠気を感じている可能性がある。「ストレス値」が高ければ、何らかの原因でイライラしているとも考えられる。ドライバーは始業前の点呼の際にチェックを行い、高めの値が出た場合は、管理者から「何かありましたか」とコミュニケーションを取るきっかけにもなる。

 通信機能もあり、クラウド管理…

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