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 富士山の山梨県側で、山開きがある7月1日に山頂まで登れないことになった。山梨県が24日発表した。山頂近くの吉田口登山道で石積みが崩落し、登山道をふさいでいるためで、登頂が制限されるのは10年ぶり。

 昨秋の台風24号で、山頂手前の久須志神社付近にある溶岩の石積みが崩れ、登山道をふさいだ。2体あったこま犬像のうち1体もなくなった。

 当初は山開きまでに復旧を終える予定だったが、今月10~11日、山頂付近に新たに40~50センチの積雪があり、山梨、静岡両県などの現地調査で間に合わないと判断したという。24日から復旧工事を始めたが、復旧の見通しは立っていない。登ることができるのは8・5合目までとなる。

 一方、7月10日に山開きする静岡県側3ルートのうち、吉田口登山道と合流する須走口登山道は、復旧工事が遅れれば影響を受ける可能性がある。御殿場口、富士宮口の両登山道は10日から山頂に登ることができる。

 最近では2009年に、山頂付近に雪が残った影響で登頂が8・5合目までに制限されたことがある。(玉木祥子)