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 海の貝やカニを割って食べるラッコ。その生息地には、殻を割るのに使った「石器」や、食べた後の「貝塚」が残される。こうした痕跡を調べる考古学的な手法で、過去のラッコの生息域を特定したり、石を使う行動がどう進化してきたのかを理解したりできる可能性があるという。

 ラッコの生息域はかつて、北太平洋沿岸をぐるりとメキシコから日本まで広がっていたが、今では米国やカナダなどに狭まっている。米モントレー水族館と独マックスプランク研究所のチームは、米カリフォルニア州の海で2007年から10年間、ラッコを観察し、食事の跡などを調べた。

 ラッコはいろんな貝やカニを食べるが、半分近くが二枚貝のイガイ類だった。海底などにたまった殻を調べると、ラッコが割った殻のほとんどは、人間や他の動物が割ったのと違い、特定の側が割れたり、なくなったりしていた。

 77個の岩には特徴的な摩耗が残っていた。とがった部分や縁が特にこすれていて、同じ岩を何度も使う傾向があった。こうした痕跡から、過去の分布などが特定できそうだという。

 この研究は科学誌サイエンティ…

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