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 高校野球の京都大会が7月6日に開幕する。今年で101回目。「新世紀」の幕開けとなる大会で、頂点に立つのはどこか。春の府大会で4強入りした京都国際・小牧憲継監督、乙訓(おとくに)・市川靖久監督、龍谷大平安・原田英彦監督、鳥羽・松下浩司監督と府高野連の米川勲理事長に、ブロックごとの見どころを聞いた。

Aブロック

 市川 3季連続の甲子園をめざす龍谷大平安が軸になる。塔南のエース左腕北崎は直球にキレがある。北嵯峨も右腕市田と左腕高木の好投手がそろう。

 米川 龍谷大平安の主軸の水谷主将は勝負強い。ここぞというところで結果を出す。メンタルが強い。

 小牧 龍谷大平安と初戦でぶつかる花園のエース藤田は的を絞りにくい。変則的な角度から投げる。

 原田 うち(龍谷大平安)は、春の府大会で花園と対戦した。相手からしたら「いやらしい投手」という印象。打ちづらかった。

 松下 初出場の京都精華は4月創部で1年生のみ。秋の府大会8強の塔南にどう挑むか楽しみ。シード校の北嵯峨がどれだけ波にのれるかも見どころだ。

Bブロック

 小牧 一番の激戦ブロック。シードの乙訓と立命館宇治、選抜に出た福知山成美、秋8強の京都翔英といった実力校ぞろい。京都翔英のエース遠藤は140キロ中盤の直球にキレがある。

 松下 筆頭は乙訓。東山―京都すばるは初戦屈指の好カード。両校には松本、藤川の好投手がいる。勝者が昨夏準優勝の立命館宇治と当たるのも楽しみだ。

 市川 シード校ではない強豪がのきなみ集まった。なかなか厳しい。

 原田 言い方は悪いが、「つぶしあい」だ。乙訓が、京都翔英や福知山成美といった強豪とどう戦うかも見どころ。

 米川 秋の8強以上が4校もそろった。福知山成美は精神的な支柱になるエース小橋がいるのが強み。

Cブロック

 米川 京都国際は秋も春も近畿大会に出ていて経験豊富。頭一つ抜けている。

 市川 好打のチームが多い。京都国際は投打の軸になる選手がいる。シードの立命館や秋4強の京都外大西も打力がある。2年生が多い京都成章は思い切って振ってくる。

 原田 このブロックは京都国際が強いが、京都外大西もおもしろい。京都成章は何をしかけてくるかわからない怖さがある。

 松下 立命館には阿部や毛利ら好打者がいて、左腕田中と右腕荒堀の好投手がいる。京都外大西は経験のあるエース上羽(うえば)がいい。

 小牧 京都成章の打線が勢いにのったらこわい。京都外大西には右腕上羽のほか、下手投げや左腕もそろうのが強みだ。

Dブロック

 松下 山城と京都学園は伝統校対決、綾部とシードの峰山は北部の実力校対決だ。京都共栄は春と秋、西舞鶴は秋の府大会で2次戦に進んだ。

 米川 朱雀、農芸、京都教育大付属の連合チームは純粋に野球が好きな子の集まり。頑張ってほしい。

 市川 西舞鶴の2年生畑中は、思い切りのいい投球をみせる。京都共栄はエース本城のスライダーのキレがいい。京都両洋は勢いにのると怖い。うち(乙訓)は秋の初戦でサヨナラ負けした。

 小牧 シードの鳥羽が抜けているかな。初戦でぶつかる京都共栄は好投手がいて楽しみなゲーム。

 原田 鳥羽は上位の常連だが、他校もチャンスがある。峰山は3年生の多くが昨夏を経験していて、積極的に振ってくる。

全体を見て

 原田 こういうヤグラは初めて。実力校がBに固まった。この難しいゾーンを勝ち上がるチームが、どれだけ力と経験を高めてくるか。予想がつかない。

 松下 ノーシードから勢いにのって勝ち上がることが多いのが夏。シード校以外にもチャンスはある。

 小牧 昨年から出ている選手も多い。経験をどう生かしてくるか楽しみ。

 米川 龍谷大平安は秋の近畿大会の覇者だが、春は京都国際が打ち勝った。この2校が軸になる。どこも勝ち上がるごとに強くなる。熱い思いをもち、持てる力を出し切ってほしい。