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 スウェーデンが招致レースでまたも涙をのんだ。24日に開かれた国際オリンピック委員会(IOC)の第134次総会で、2026年冬季五輪の開催都市に選ばれたのは、ミラノ・コルティナダンペッツォだった。一騎打ちで敗れたストックホルム・オーレ(スウェーデン)の招致団は悲しみ、肩を落とした。

 26年招致は「悲願」だった。前回、スウェーデンで五輪が開催されたのは、100年以上も前となる1912年のストックホルム夏季大会(56年メルボルン夏季大会で馬術のみ実施)。冬季競技の世界選手権やワールドカップを多数開催する国としては珍しく、冬季五輪は開催経験がない。

 しかもIOC委員で、2004年アテネ五輪の陸上男子走り高跳びで金メダルを獲得したステファン・ホルム氏によると、84年冬季大会の招致を皮切りに、04年夏季大会まで7回挑み、全敗している。何とか勝利の女神を振り向かそうと、今回は100人近い集団でローザンヌ入り。しかもロベーン首相とビクトリア王女がともに総会前日から駆けつけた。

 24日のIOC委員に向けた最終プレゼンテーション前には、ビクトリア王女が招致団全員と豪快にハイタッチ。緊張するスタッフらを率先して勇気づけた。

 最終プレゼンテーションでは、アンナ・ケーニグヤールミル・ストックホルム市長が、スピーチの途中でいきなり歌を披露する場面も。世界的な人気を博したスウェーデンのポップグループ「ABBA(アバ)」の、「ダンシング・クイーン」で、「You can dance!」などと歌い盛り上げようとした。ノーベル財団のラース・ハイケンステン事務局長も登壇し、スピーチした。

 ただ、熱意は届かず投票では13票差で敗れ8連敗。ケーニグヤールミル・ストックホルム市長は「残念なのは確か。でも今はミラノ・コルティナダンペッツォを祝福したい」と話した。(遠田寛生)

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