拡大する写真・図版 舞台「美しく青く」で主演する俳優の向井理=2019年6月11日、大阪市北区、滝沢美穂子撮影

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 月のように、クールで静謐(せいひつ)なたたずまいの人だ。けれど、いざ話し出すと、舞台への愛が止まらない。「好き」とか「楽しい」とか、そんな生やさしいものじゃない。もっと複雑で、アンビバレントな感情が、向井理(37)の胸の中にはうずまいている。

 来月始まる「美しく青く」で、2年ぶりの舞台出演を果たす。テレビや映画など映像の仕事が続くと、劇場ならではのヒリヒリとしたライブ感が、ふと恋しくなるのだという。

 普段はあまりアガらないタイプだが、舞台の幕が開く直前は、吐きそうなほど緊張する。「(舞台は)楽しいというより、つらいことが多い」。それでも、舞台に立つことがやめられない。「初日が近づくと、『二度とやりたくない』と思うのに、千秋楽を終えると『またこの景色をみたい』『もう一度やりたい』と、その繰り返し」

 「(共演)相手がいつもと違う…

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