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 2年前の7月、九州北部の山間部に大きな被害をもたらした豪雨。その被災地に、ボランティアの女性3人が観光の拠点になるカフェを開いた。支えてきたのは、1990年代に日本のロック界をリードしたバンド「T―BOLAN」のボーカル森友嵐士(あらし)さん(53)。一度は病気で声を失い、被災した村の復興と自らの経験を重ね合わせているという森友さんは、豪雨で多くのものを失った村へ力強いエールを送っている。

「カフェを観光拠点に」

 「ご飯食べたと?」。村にある道の駅の隣接地に、5月に開業したオープンカフェ。店員の松藤かおりさん(29)と西田理恵さん(43)は、訪れた村民に声をかけられた。村外出身の2人は「家族みたいな温かさがある」という。

 カフェを運営するのは、豪雨災害の3カ月後にボランティアに来た女性3人。代表の三輪沙野香(さやか)さん(38)は「村にたくさんの魅力を感じ、観光拠点を立ち上げようと思った」と動機を語る。

 福岡市内に住み、ブライダル業界に12年間勤めた。被災に心を痛め、「幸せの現場で働いた経験を生かしたい」と女性12人でボランティア団体を発足。貨物輸送用のコンテナを持ち込んで改装し、子どもの一時預かりや憩いの空間として村民に開放した。

 一昨年末まで3カ月間の活動だったが、村民らの心遣いは想像を超えていた。食べ物を差し入れてくれたり、体調を気遣ってくれたり。一方で、高齢者の多い村の将来や生活に不安を訴えるお年寄りも多かった。

 そこで、村に残って復興につながるイベントを開けないかと考えた。ボランティアだった松藤さんと西田さんの2人も協力してくれることになった。

 村議の高倉寛視(ひろみ)さん(67)は「来たばかりのころは心配だったが、次第にワクワクする気持ちに変わっていった」と活動を支えている。

大切な声を失うという、大きな挫折を経験した森友さん。村の復興を応援するわけ、寄せる思いを語ってくれました。

■挫折と再起の経験、重ね…

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