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 ミュージシャンのピエール瀧(本名・瀧正則)被告(52)=麻薬取締法違反(使用)罪で有罪判決=にコカインを渡したとして、同法違反(譲渡)罪に問われた無職の田坂真樹被告(48)の初公判が25日、東京地裁であった。田坂被告は起訴内容を認め、「瀧さんに頼まれて継続的に薬物を渡していた」と語った。検察側は懲役2年6カ月を求刑し、弁護側は執行猶予を求めて結審した。判決は28日に言い渡される。

 検察側は冒頭陳述などで、田坂被告が20年以上前にクラブで瀧被告と知り合って友人になり、2011年から数十回にわたって違法薬物を渡してきたと指摘。起訴内容となった今年3月の犯行時は、田坂被告が「飲み会したいなぁと思って店探してるけど来ますか」と隠語を使ってLINEでメッセージを送り、横浜市内の駐車場で瀧被告と落ち合って約6グラムのコカインを渡し、引き換えに15万円をもらったと主張した。

 被告人質問で田坂被告は、通訳の仕事を通じて外国人の売人と付き合いがあり、瀧被告からコカインの入手を頼まれたと証言。「有名人と付き合える優越感があり、断れなかった。代金はすべて売人に渡していた」と話した。

 瀧被告は今月18日、同地裁で懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を受けた。(阿部峻介)