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 山梨県ゆかりのアナーキスト金子文子(1903ごろ~26)に韓国政府から建国勲章愛国章が贈られ、親族の金子敬(たかし)さん(75)が勲章と証書を受け取った。叙勲は昨年11月17日付。日本人で同じ勲章を受けたのは、朝鮮独立運動家らの弁護を引き受け、人権派弁護士として活躍した故・布施辰治氏に次いで2人目。

 駐横浜韓国総領事館(横浜市中区)で21日、伝達式があった。「大韓民国の自主独立と国家建立に尽くされた功労が大きい」とハングルで記された文在寅(ムンジェイン)大統領名の証書が、李明烈(イミョンヨル)総領事から金子敬さんに手渡された。

 文子は関東大震災直後、流言によって起きた朝鮮人大虐殺を正当化する材料を探していた治安当局に利用され、後に夫となる朴烈(パクヨル)とともに大逆罪に問われた。裁判の過程で文子は人間の平等を説き、朝鮮の「三・一独立運動」を目にした時に人ごととは思えない感激が湧いたと語った。

 文子は金子敬さんにとって父親…

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