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 昨年7月の西日本豪雨で土砂が流れ込んでため池が決壊し、濁流が自宅にいた3歳の女の子をのみこんだ。孫娘を守れなかった、と悔やむ祖父はこの1年、行政に原因の究明と安全対策を求めてきた。

 西日本各地で昨年7月6日、土砂災害が相次いだ。一夜明けた7日午後。広島県福山市駅家町の甲斐恭隆さん(70)宅周辺で、雨は小康状態になっていた。

 午後6時すぎ、妻(67)が「重機のような音がする」と言った。窓を開けると、「水!」と叫んだ。濁流が流れ込み、妻は廊下から浴室まで押し流された。甲斐さんはかもいにつかまって耐えた。「土砂混じりの重い水だった」

 息子一家が暮らす隣の離れも濁流は襲った。「ママ、怖い」という孫の朱莉(あかり)ちゃん(当時3)は母親(33)に抱かれ戸外へ流された。水がひいて歩き回っても、朱莉ちゃんだけが見当たらない。「朱莉、朱莉!」。連呼した。翌日、遺体で見つかった。

 初孫だった。人なつっこくてよ…

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