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 探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への2度目の着陸に挑むことが決まった。46億年前に太陽系が誕生したころのまま、地中で眠り続けていた砂や石を採取する世界初のミッションだ。地球に持ち帰って分析できれば生命の起源に迫れるが、不慮の事故があれば2月の着陸で手に入れた砂ごとすべてを失う危険もはらむ。はやぶさ2の旅は最大局面を迎える。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の25日の発表によると、はやぶさ2は7月10日、高度20キロの探査拠点から高度を下げ始める。丸1日かけてリュウグウに近づき、11日午前11時ごろに人工クレーターから約20メートルの地点に着陸する。周囲には地中にあった砂や石が、1センチほど降り積もっているとみられるという。

 機体の一部が接地すると、ほぼ同時に弾丸を地表へ発射。舞い上がった砂や石を、サンプラホーンと呼ばれる筒を通して機体内のカプセルに回収する。直後に推進剤を噴射して離脱し始める。

 着陸を一瞬で済ませるのは、小惑星の地表が極めて高温で、はやぶさの機器が壊れる恐れがあるからだ。リュウグウは現在、太陽に近づいており、着陸が遅れるほど地表は熱く、100度前後になることもある。このためJAXAは当初、6月末の着陸も想定していた。しかし、その後の調べで、7月半ばでも80度ほどにおさまることが判明。それならばと、時間をかけて準備することにした。

 はやぶさ2はここまで大きな故…

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