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 国税OBの税理士から現金計12万円を受け取ったとして、東京国税局は25日、幹部職員4人を戒告の懲戒処分にし、発表した。他に2人も同じOBから計約1万2千円分の飲食接待を受けたとして厳重注意とした。6人は現在、国税庁と東京・大阪・名古屋の各国税局の課長級以上という。

 発表によると、4人は東京国税局管内の税務署で署長や副署長、総務課長の立場にあった2014年2月~17年2月、来署したOBから「確定申告の陣中見舞い」として、1回あたり現金2万~3万円を受け取った。現金は菓子購入や懇親会などに使ったという。

 OBはこの署で副署長を務め、都内の署長を最後に12年に退職。「確定申告が繁忙期で大変だと知っていたので、少しでも助けになればと渡した」と説明しているという。16年と17年に3万円ずつ受け取った当時の総務課長は、かつてOBと上下関係だった。

 また、厳重注意を受けた2人は、国税局課長だった昨年3月と10月、このOBと居酒屋に2次会に行き、それぞれ1回あたり約3千円の飲食費を負担してもらったという。

 いずれも、OBに便宜を図る行為などは確認されなかったとしている。会見した東京国税局の中山隆介総務部長は「庁舎内でOBから現金を受領したのは言語道断」と話し、陳謝した。