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 文部科学省は25日、2018年度の医学部医学科入試で「不適切」と指摘した10大学について、今年度入試の結果を公表した。いずれも昨年と比べ、選抜方法や補欠合格者の決定方法などを改めていたという。

 文科省が公表したのは、「不適切な入試があった」と公表した9大学と、同省から「不適切な可能性が高い」と指摘された聖マリアンナ医科大。文科省は9大学について「改善した」と評価し、聖マリアンナ医科大は同大が設けている第三者委員会の報告が出るまで「保留」とした。

 文科省によると、一律に女子や浪人回数の多い受験生を不利に扱っていた東京医科大は今年度、合否判定資料から受験生の氏名や性別、年齢を削除するなどした。18年度は男子の合格率が女子の3・11倍だったが、19年度は0・98倍になった。男女で異なる合格基準を設けていた順天堂大も属性による取り扱いを廃止。18年度は男子の合格率が女子の1・93倍で、19年度は0・95倍になった。

 文科省は不適切入試の情報について寄せてもらう専用の相談窓口を設置し、疑いがある大学の調査を行うことも表明した。

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 朝日新聞社が医学部入試の男女別合格率を集計して報じた際、不正入試の結果の追加合格者らも合格者に含めるなどしたため、東京医科大と順天堂大の19年度の男女合格率格差は文科省と異なる結果になっています。(矢島大輔、宮崎亮