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 来年1月の台湾総統選で再選を目指す蔡英文(ツァイインウェン)総統(62)の支持率が急速に回復している。香港で犯罪容疑者の中国本土への引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正をめぐり市民の抗議が続くなか、台湾世論の対中感情が悪化し、中国に対し強い姿勢をとる蔡氏の支持を押し上げた。対中融和を主張する国民党には逆風で、選挙情勢にも影響しそうだ。

 「台湾民意基金会」が24日、1千人余りの成人を対象に行った最新の電話調査の結果を発表した。それによると、蔡氏の支持率は47・7%(前月43・1%)、不支持率は43・6(前月46・8%)。2017年11月から続いていた支持が不支持を下回る状態を抜け出した。調査は蔡氏が2016年5月に就任して以来、ほぼ毎月続けられている。

 調査では「香港人のデモを支持する」との回答も70・8%を占めた。

 香港に高度な自治を認めるとされた「一国二制度」を、中国は統一を目指す台湾にも適用しようとしている。そのため、台湾側は香港情勢を自らの問題として注視しており、「一国二制度」が骨抜きになっているとの見方が広がっている。

 同基金会は蔡氏の支持率上昇を…

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