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 山開きを7月1日に控えた富士山で26日、登山道の安全を確かめる調査があり、山梨、静岡両県の担当者26人が参加した。ふもとの富士吉田市は同日、安全が確認された8合5勺(しゃく、標高3450メートル)まで登山道の冬季閉鎖を解除すると発表した。

 昨秋の台風で山頂広場の石積みやガードレールが崩れ、山頂直下の吉田口登山道が約30メートルにわたり、大きな岩で覆われている。現場を視察した両県の担当者は「崩れた山側斜面から落石が続いている」と指摘。混雑して登山者が数珠つなぎになったり、道を譲るために登山道を外れたりすると危険だと判断した。

 山頂広場の崩れた箇所は、登山者が近づかないよう柵で覆われた。石積みの積み直しやガードレールの新設作業には落石の危険があるため、登山者が少なくなる夏山シーズン終了後に本格的に着手するという。(河合博司)