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 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死したとされる事件で、傷害幇助(ほうじょ)罪に問われた母親のなぎさ被告(32)の判決が26日、千葉地裁で言い渡される。検察側は懲役2年を求刑。弁護側はDV(家庭内暴力)の影響で夫の支配下にあったとして執行猶予付きの判決を求めている。

 助けを求めても大人たちに見過ごされ、親から虐待され続けた末に亡くなったとされる心愛さん。なぜ、事件は起き、幼い命を救えなかったのか。県警、千葉地検、県、県柏児童相談所、野田市などへの取材や、裁判での証言などをもとに、事件の全容に迫る。

救急隊員感じた「不自然」

 最低気温は零下に迫る1月24日の深夜。駆けつけた救急隊員は、畳1枚ほどの浴室の洗い場で、仰向けに倒れていた女児を発見した。現場は千葉県野田市の3階建てアパートの一室。着ていたTシャツと長ズボンも、髪も、全身がびしょぬれだった。

 女児は、この部屋に住む野田市立二ツ塚小4年、栗原心愛(みあ)さん(当時10)と確認された。平均身長より少し高めで、極度に痩せているわけではない。明るい性格で、立候補してクラス委員長を務めるような活発な子どもだった。

 しかし、この時すでに呼吸や脈はなく、心肺停止の状態だった。死後硬直も始まっていた。

 救急隊員は医療機関に搬送しな…

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