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 甲子園への代表校を決める第101回全国高校野球選手権山形大会(朝日新聞社、山形県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が27日、山形市の山形テルサである。大会は48チームが出場し、7月11日に県野球場(荘銀・日新スタジアム)で開幕する。決勝は同24日の予定。

 シード校は昨秋以降の大会成績に基づき、順に鶴岡東、日大山形、山形学院、山形城北、酒田南、羽黒、山形中央、長井の8校に決まっている。

 会場は1、2回戦が県野球場、米沢市営野球場、新庄市民球場、鶴岡ドリームスタジアムの4球場。3回戦は県野球場と山形市総合スポーツセンター野球場(きらやかスタジアム)の2球場。準々決勝以降は県野球場で行われる。

 また、高校野球の発展や選手の育成に功績のあった指導者に日本高野連と朝日新聞社が贈る「育成功労賞」に、谷地の坂本浩二監督(58)が選ばれた。抽選会に先立って表彰式が開かれる。

上達への工夫 選手に委ねる 育成功労賞 谷地・坂本浩二監督

 育成功労賞に選ばれた谷地の坂本浩二監督(58)は、1986(昭和61)年から左沢の野球部を指導。その後、山形東や山形南、南陽、谷地で監督を務めた。基本に忠実な指導スタイルで結果を出し、小規模校での指導実績も評価された。

 高校時代は山形南の内野手。2年時には夏の山形大会で決勝まで進んだが、あと一歩のところで甲子園出場を逃した。「もう一度甲子園を目指したい」。日本体育大に進学し、山形県の臨時職員を経て、高校野球の指導者になった。

 山形東時代に夏の山形大会で4強入りするなど、進学校を率いて結果を出した。選手らは、野球で培った集中力を勉強にも注ぎ、「文武両道」を実践。そんな姿に「高校生活の一環として野球がある」と教えられた。以降、選手らには「勉強や校内活動にしっかり取り組むことが、野球につながる」と説いている。

 指導は基礎のみに徹し、より上達するにはどうすべきか、選手自身に考えさせるのがモットーだ。

 「操り人形では面白くないでしょう。自分で悩んで工夫する。そこに楽しさを見いだしてほしい」

 南陽や谷地で、部員数の少なさとも向き合ってきた。野球の競技人口が減るなか、教え子たちが「野球をやっていて良かった」と思って巣立つことを願う。野球を次の世代につないでくれると信じるからだ。(西田理人)