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 創業約150年の老舗が倒産しかけて社長が退任したが、後釜が見つからず、右往左往。顧客もみるみる離れていく――。ドイツのメルケル連立政権の一角を担う「ドイツ社会民主党(SPD)」の状況をあえて会社に例えると、こんな感じだろうか。独自色を打ち出すため、2大政党による連立から抜け、政権を崩壊させるのではないか、と世界から注目を集める。SPDはどこへ向かうのか。

次の選挙も期待薄

 「諦めるか、奇跡を待つか、それとも一緒に闘うのかだ」

 ドイツ東部ザクセン州のSPD代表マルティン・ドゥーリック氏(45)が壇上で訴えると、会場の約140人は立ち上がって拍手した。

 ライプチヒから南に約20キロ、人口約7千人の町ノイキーリッチで6月22日、SPDザクセン支部が支持者や党員向けに開いた「決起集会」だ。

 9月1日に控える州議会選で、SPDは惨敗必至の情勢にある。各種世論調査によると、同州での支持率は新興右翼「ドイツのための選択肢(AfD)」と、メルケル氏も属する「キリスト教民主同盟(CDU)」がそれぞれ約25%でトップを争う。

 一方、SPDは7~8%にとどまる。環境政党「緑の党」や旧東独の社会主義統一党の流れをくむ「左派党」にも水をあけられ、5番手に沈む。

 SPDは現在、ザクセン州でCDUと連立を組み、州首相はCDUが出す。中央の連邦政府と同様の構図だ。ドゥーリック氏は、取材にこう漏らした。

 「連立は良い仕事を残してきた…

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