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 国指定重要有形民俗文化財の「祖谷のかずら橋」(徳島県三好市西祖谷山村)の架け替えに必要なシラクチカズラの苗木を、地元の西祖谷中学校の生徒たちが26日、同市東祖谷の国有林に植えた。約30年で橋の材料として使えるようになる。

 全校生徒10人が、徳島森林管理署や住民グループと一緒に、標高1千メートル近くにある植栽地で作業。5年ほど前に先輩たちが挿し木した苗木100本を広葉樹の周囲に植え、ツルが巻き付きやすいよう麻ひもに固定した。喜多幸貴さん(3年)は「30年後、自分の手で架け替えをしてみたい」と話した。

 かずら橋は3年に一度架け替えをしている。材料のシラクチカズラは山間部に自生しているが、資源量は減少傾向。管理署は2012年から確保に向けて試行錯誤を続けており、今回、香川大の片岡郁雄・副学長の指導で、樹木を一部伐採して日当たりを良くしたり、シカよけのネットを張ったりして植栽地を整備した。(福家司)