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 顧問を務める高校柔道部の練習で屋外で生徒を転倒させ足を骨折させたとして、宮崎県教育委員会は26日、県央地区(宮崎市、児湯郡、西都市)の県立高校の30代男性教諭を停職1カ月の懲戒処分とし、発表した。男性教諭は学校への報告も怠っていたという。

 県教委によると、4月16日午後6時半ごろ、高校の道場で3年生の男子生徒と試合形式の練習を行い、生徒と組み合った状態のまま道場外に出て、生徒を転倒させた。再び道場内に戻って乱取りを続け、四つんばいの状態から立ち上がろうとした生徒に覆いかぶさった。一連の行為で生徒は左足の計3カ所に全治4週間の骨折を負ったという。

 県教委の聞き取りに対し、教諭は、組み合った状態のまま道場の外に出たのは意図した行為ではなく、生徒が転倒したことについても「故意ではない」と話しているという。一方、生徒は「先生に押し出された」と言い、両者の言い分は食い違いがあるという。

 県教委は教諭の行為が故意かどうかは認定できないとし、体罰ではなく不適切な指導とした。(伊藤秀樹)